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パパ建築士の部屋

第17話 「2×4」 = 8 ???

今回は、算数の九九のお話し……ではありません。
「2×4」は「ツーバイフォー」と読み、「ツーバイフォー工法」の略で、日本での正式名称は「枠組壁工法(わくぐみかべこうほう)」と、なります。住宅づくりを考えたことがある方なら一度は聞いたことのある名前だと思います。
名前の由来は、右のイラストのような約2インチ×約4インチ(38o×89o)の規格材をふんだんに使用して家の骨格を作っていくことからその名が付きました。「2×4」のほかにも「2×10」や「4×4」などの材料も適材適所に用いてつくる、グローバルスタンダード(世界規準的)な工法です。
では、その歴史と特徴を少しご紹介します。

「ツーバイフォー工法」の生い立ち

まず、「ツーバイフォー工法」の歴史を紐解いてみましょう。(ちょっと大袈裟?)
その発祥はアメリカのシカゴにおいて1883年に建てられた「セントメリー教会」と言われています。規格材と合板による面で建物を構成するこの工法で、できるだけ規格化された材料でより合理的に建築することを目的としました。その合理性と優れた耐震強度や断熱性・気密性が評価され、さまざまな気候風土、自然環境を持つアメリカ全土において急速に拡がっていきました。その後、ヨーロッパ、オーストラリアそして日本にも上陸し、グローバルスタンダードとして世界的に普及して今日に至ります。日本には明治の初めに伝わり、おなじみの札幌の「時計台」や「豊平館」などが我が国におけるツーバイフォー工法の原型とされています。
そして現在、ツーバイフォー工法の先進国アメリカでは、4階建てや5階建てのアパートもたくさん建築されています。
これは、耐震性・耐火性に対して日本より高い評価があることの裏づけとも言えます。

*1883年にシカゴで建てられたセントメリー教会

*日本での原点「さっぽろ時計台

*地震の多いサンフランシスコでも4階建ての集合住宅が…

スペースシャトルと同じ構造

実は、「ツーバイフォー工法」の構造は、あの「スペースシャトル」や「新幹線」そして「F1カー」と同じ「モノコック構造」です。
モノコック構造とは、「強い骨」でカタチを保つのではなく、「強い皮」でカタチを保つ構造です。「モノ」は単一、「コック」は貝殻を意味し、日本語では「応力外皮構造(おうりょくがいひこうぞう)」と言います。
ツーバイフォー工法では、床・壁・天井(屋根)の6面体を1単位として空間(建物)を構成し、外力に対してとても強い構造体を作っています。まさにモノコック構造です。これは下図のように、建物にかかる強い外力を建物全体にバランスよく分散し全体で支える考え方です。これがツーバイフォー工法が地震に強いと言われる所以です。

6面体の構造が、外からの強い力も
建物全体にバランスよく分散します。


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おまけ きっと役にたたない建築豆知識 その17

「切妻」
(きりづま)

切妻とは、

開いた本を逆さにして伏せたような形の屋根の両端の三角形の部分。
「妻」は「端(つま)」の意味で、建物を屋根の上からバッサリ切落としたときの端っこの部分をいいます。

他には、

寄棟(よせむね)、片流れ(かたながれ)、入母屋(いりもや)
などの屋根型があります。

つまり、

「切りづま」とは、家庭内暴力(D.V.)でも、お刺身に付いて
くる細く切った野菜や海草でもありません。

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