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パパ建築士の部屋

第16話 日本のこころ、和のこころ

日本の住まいの一番の特徴はやっぱり和室。タタミのある空間です。
明治、大正、昭和そして平成とどんどん西洋化してきた日本の住宅文化。
その中で、なくなりそうでなくならないのが和室(タタミ)。マンションでも戸建てでも一部屋は残っています。では、なぜ欧米化する私たちの暮らしのなかで根強く存在し続けているのでしょうか?
答えは簡単です。便利だからです。
広さの限られたわが国の住宅事情においてはなくてはならない存在です。
今回はその魅力を探ってまいりましょう。

多様化する「タタミ空間」

その昔から茶の間としてマルチパーパスに活躍してきた「タタミ空間」。「和室」というとイメージ的にクローズされた本格和室を連想してしまうので、ここではタタミの敷いてある部屋、空間としてお話しします。
下に4つの設計例を描きました。どれもタテ・ヨコ2間(けん、3.64m×3.64m)のいわゆる8帖の大きさです。
同じスペースでも用途に合わせていろいろな雰囲気の空間が造れるのも「タタミ空間」の魅力です。

一番ポピュラーなパターン。リビングと戸ふすまなどでダイレクトにつながった和室で、戸ふすまを開放するとリビングと一体に広い空間として利用でき、大人数の集まりにも対応可。戸ふすまを閉めれば個室となり、客室としても利用可。
まさにマルチパーパスに利用できます。

リビングの一角にコーナー状に突き出たタタミコーナー。2方向開放されているのでより一体感と広がりが生まれます。
反面、洋と和の空間が混在するのでインテリア計画は工夫が必要になります。

クローズ(独立)した和室の典型例。お茶や書などの趣味の部屋として、洋間から独立した落着きのある空間として最適。
また、お客様用の寝室としても利用可。

前室(ぜんしつ)となる通路を設けた例。前室部分で「和」の演出をすることにより、離れ感覚のより落ち着いた「和空間」が演出できる。
タタミのスペースは小さくなるが、こじんまりとした癒しの空間として最適。

そもそも「畳(タタミ)」って何?

畳とは、藁(わら)を糸で刺し固めて作った畳床(たたみどこ)を、藺草(いぐさ)で編んだ畳表(たたみおもて)でおおった日本固有の天然床材のこと。
最近の畳床は、発泡ポリスチレンフォームを使用した化学床が普及しているが、いづれも木製の床などに比べて断熱性やクッション性に優れているのが特徴。また、畳表の種類も豊富で、その肌触り、匂い、醸し出す雰囲気が「日本のこころ」「和のこころ」につながっている。
大きさは、3尺(しゃく)×6尺(91cm×182cm)の中京間が基本となるが、地域や用途によって異なり、京間(95.5cm×191cm)、江戸間(88cm×176cm)、団地間(85cm×170cm)などの規格がある。
ただし、実際の寸法は建物ごとに異なる場合があります。

おまけ きっと役にたたない建築豆知識 その16

「尺」と「フィート」
(「しゃく」と「ふぃーと」)
尺取虫(しゃくとりむし)

尺とは、

尺貫法における長さの単位で、現在も建築の現場ではよく耳にします。
古来より東アジアで広く使われ、日本では明治時代に現在の長さが定義づけられました。
日本では、 1尺 = 10/33m ≒ 30.3cm
中国では、 1尺 =  1/3m ≒ 33.3cm です。

ところで、

アメリカで使われる長さの単位は、Feet/フィート(単数はFoot/フット)
1Foot = 30.48cm どれも近い数字ですねぇ。。。

その訳は、

どれも起源が「足」をもとにした「身体尺」だからなのです。
昔はもっと体格が違っていたと思うのですが・・・

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