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パパ建築士の部屋

第15話 ♪ババンバ バン バン バン♪

今回のテーマは「お風呂」です。
ママがパパに望む日常の子育てで必ず上位にくるのが「一緒に遊ぶ」と「一緒にお風呂」です。
いづれもパパにとっては取り組み易くかつ楽しい子どもとのコミニュケーション手段となっています。
その中でも「一緒にお風呂」は文字どおり「裸のつきあい」であり、パパにとっても子どもにとっても本音トークの貴重なひと時だと思います。しかし、そんな楽しい時間も子どもの成長とともにやがて卒業のときを迎えます。
「一緒にお風呂」時代、そしてその後もずっと続く「入浴ライフ」をより充実したものにするために「お風呂のあり方」について考えてみたいと思います。
また、当サイト内のアンケート「子供とのお風呂問題」にも興味深い結果がみられます。
是非、のぞいてみてください。 >>第2回「子供とのお風呂問題」はこちら

「マンションのお風呂」VS「一戸建てのお風呂」

マンションと一戸建て、いろいろと違いはありますが、こと水周りにおける決定的な違いは「窓」の有り無しです。
マンションはその構造上、限られた外気との接点(窓が設置可能な外壁)をリビング・ダイニングや寝室といった居室にあてる為、大抵水周り(洗面、浴室、キッチン、トイレ)には「窓」がありません。これに対して一戸建ては、格段に「窓」が取りやすい間取りになっています。この「窓」により、明るく開放感のある空間が得られるとともに、換気扇のみに頼らない自然の通風も確保できます。その結果、「窓」は温度、湿度のコントロールにも効果的でカビ対策にも一役買います。
反面、プライバシーの確保や防犯対策にはそれ相応の工夫も必要ですが。。。
ちなみに私は、マンションから一戸建てに引越し「朝風呂派」に転向いたしました。(明るくて気持ちいいです。)

どっちが便利?「1階のお風呂」or「2階のお風呂」

さて、一戸建ての住宅設計で間取りを考えるとき、「お風呂」を1階にするか、はたまた2階にするかで間取りの全体像が大きく左右されのをご存知でしょうか?「お風呂」には「脱衣室」がセットであり、その「脱衣室」はたいてい「洗面室」や「洗濯機置き場」の機能を兼ねている場合が多く、面積的に大きな部分を占めるとともに、日常の生活動線や家事動線に多大なる影響を及ぼします。では1階、2階、それぞれの「お風呂」の利点を下に列挙してみましょう。

1階のお風呂の利点

(1) 洗面・脱衣室が洗濯室を兼ねている場合、キッチンの近くに設けることにより、家事動線の効率化が図れる。
(2) 上記の場合、給湯の配管経路も短くなり、経済的。
(3) 子育て世代においては、一緒に入るにせよ、ひとりで入れるにせよ、家族のそばは何かと便利。
(4) 右図のように配列すると、お風呂に関連した生活動線が集約するのでより便利。
(5) 坪庭などとれれば、ワンランク上のバスライフが実現。

2階のお風呂の利点

(1) 洗濯物を2階のバルコニーなどに干す生活の場合、「脱いで、洗って、干して、仕舞って、また着て」といった、家事、生活の流れが効率的。
(2) 1階を「パブリック空間」、2階を「プライベート空間」とはっきり分けやすい。
(3) トップライト(天窓)を設けることにより、プライバシーの確保と採光、通風の両立した、明るく健康的な水周り空間の実現が可能に。

*ファミリークローゼット:「洗面・脱衣室」と「リビング」の中間に位置し洗濯室とリネン類や肌着、部屋着などの収納を兼ねる。

1階のお風呂

 

2階のお風呂

*「半身浴」も楽しくなる快適なバス空間

*ここまで出来れば毎日が温泉気分!

VS

*天窓により明るく健康的な空間が実現

忘れてはいけない、「お風呂の安全」

「国民生活センター(1999年)」の「家庭内事故に関する調査報告書」からいくつか抜粋、要約してみます。

<浴室(風呂場・浴槽・シャワー)の事故>
(1) 「浴室」の事故は、「居間」、「台所」、「階段」に次いで4番目。
(2) 事故にあった人の年齢は4歳以下の乳幼児が29%、ついで65歳以上の高齢者が21%と多く割合の乳幼児4.8%、高齢者14.6%と勘案すると、発生率は非常に高い。
(3) 浴室とくに浴槽では「重篤症」、「死亡」の割合が他の場所の事故に比べて高い。
(4) 子どもの事故は、浴槽のふたの上で遊んでいて転落など溺水につながる事故が多い。

などが報告されている。

一緒に入浴していて自分がシャンプーをしているすきに子どもが浴槽で溺れかけるなど、ドキッとした経験をもつパパ、ママも少なくないでしょう。
「お風呂」その効用は、「子育て」、「コミニュケーション」、「癒し」、「リラクゼーション」、「美容」そして「湯治」にと数え挙げればキリがないほど。我々パパにとって、そして日本人にとって「お風呂」はかけがえのない貴重な存在です。
この素敵な「お風呂」が悲劇の場にならないよう十分に気をつけたいものですね。

おまけ きっと役にたたない建築豆知識 その15

「裏金」
(うらがね)
裏金

裏金とは、

ご存知(あれ、知らない方も多いかな!?)大工道具の代表格(以前は、、、)のひとつである鉋(かんな)の重要パーツ。
鉋は木材の表面を均一にツルツルに仕上げる道具です。
最近の工事現場ではほとんど見られなくなりましたが、元来、大工さんの腕の見せ所で、木肌をまるで紙のような薄さでシュルシュルっと削る姿は正に職人芸でした。
そして、この「裏金」はその仕上がりの良し悪しを左右する重要なパーツなのです。

もちろん、

「公の場に出すことのできない、ワケ有りのお金。」
ではありません。

子育てをがんばるパパを応援する住まい 三井ホームのモデルハウス
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