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パパ建築士の部屋

第10話 いろいろあるぞ「色のパワー」

今回は「色」についてのお話です。
他の生物と比較して人の目の大きな特徴のひとつとしてあげられるのが、色の識別能力です。
色を認識できるということは、意識の有無を問わず、そこからいろいろな情報や刺激を常に受けているということです。そしてその結果、後の思考や行動になんらかの影響が及ぼされていると考えられます。
先日ふと観たTV番組の中でも、犯罪の多発する地域の街灯の色を青色に変えたところ犯罪件数が減少したとのレポートがありました。このように「色」は人の心理、思考、行動と密接な関係があると言われています。
では、子どもが生まれて育つ環境、つまり「住まい」における色使いは、子どもの発育や家族のコミュニケーションとどのような関係があるのでしょうか? 私は心理学者でも風水の先生でもないので、一般論としていろいろな文献をもとにご紹介してまいります。

子どもの発育と「色使い」

*乳児が好む色 : 明るい暖色系を好む傾向がある

乳児は生後2〜3ヶ月で色彩の識別能力が生まれるそうです。この時期は、ピンク、黄、白、橙、赤などの明るい暖色系の色を好むと言われています。また、この時期は安定した母子関係の形成にとってとても重要な時期でもあり、母子ともにリラックスできる明るくやさしい色使いを心掛けましょう。
そして、2〜3歳ぐらいから色の好みの感情が芽生え、派手な色や明るい色を好むようになります。言い換えれば、この時期に周囲にある色の環境がその子の将来の「カラーセンス」を培う大事な時期とも言えます。
子どもの将来に対してパパ、ママの責任は重大ですよ。

「子ども部屋」の色使いは?

子どもの成長は早いもので、じきに子ども部屋を与える歳となります。さて、ここで問題になるのが子ども部屋の色使い。前述のように「色彩」は子どもの心と身体の成長になんらかの影響を及ぼすと言われています。私のお勧めは下記のとおりです。

1.壁紙は寒色系かベージュ系の無地中心で。
⇒新陳代謝を活発にし、リラックスさせる効果あり。
2.壁紙ははっきりとした花や絵柄はさける。
⇒想像力を低下させ、かつ模様替えが難しい。
3.カーテンや小物で変化をつける。
⇒単調は好ましくない、また模様替えが容易である。

*青と緑の無地の壁紙にカーテンや小物でアクセントを

まだまだあるぞ「色のパワー」

さて、子どもの成長と色との関わりについていろいろとお話ししてまいりましたが、「色」にはまだまだいろいろな「パワー」があるようです。いくつかご紹介しましょう。
まず、左の家族の集まる共有空間の写真ですが、ここにも「色のパワー」にさまざまな思いを託しております。床・壁・天井は「リラックス効果があり健康にもよいベージュと白」で。アクセントウォールには「成長ホルモンを促すオレンジ」を。置き家具であるソファは「コミュニケーションをうまくいかせる黄色」を。という具合に一見何気ない配色の中にも仕掛けが施されています。その他の「色」の効果は次のとおりです。

・気持ちを活性化させる。
・胃腸の働きを活発にし、食欲を増進させる。
・青色より時間を長く感じさせる。
ベージュ
・ストレス解消に効果あり。
・便秘に効果あり。
・金運に効果あり?
・沈静作用がある。
・血管や身体の緊張を解き、血圧を下げる。
・左脳の色。感情を落ち着かせる。
・交感神経を静めて食欲を抑制する。
ピンク
・リラックスできて短時間で疲れを癒す。
・内分泌が刺激されて若返りの効果あり。

ただ単に「色」の好き嫌いや、色彩学としての「色」の組み合わせだけで「住まい」の色を決めていくのではなく、このような「色のパワー」を知り、うまく活用することで住まいのカラーコーディネートにも別の一面が見えてきます。たとえば、家族みんなが集まる共有空間や食堂には暖色系の配色を、勉強をしたり睡眠をとる部屋は寒色系を中心の配色を、などです。あくまで定説的ではありませんがひとつのアイディアとして考え、ぜひ活用してみてください。

(参考文献)
・「色の秘密―最新色彩学入門」 野村順一著/文春ネスコ
・「色彩学概説」 千々岩英彰著/東京大学出版会
・「色の雑学事典」 岩本知莎土著/日本実業出版社
・「決定版色彩とパーソナリティー」 松岡武著/金子書房

おまけ きっと役にたたない建築豆知識 その10

「大黒柱」
(だいこくばしら)

大黒柱とは、

木造建築物の中心にある最も太い柱。
語源、由来は「大国柱」、「大極柱」など諸説ありますが、一般的には富と豊穣の神「大黒様」にちなんだとされています。
転じて、家族・家庭を経済的・精神的にささえる人物のことをあらわすようになりました。

ちなみに、

今年の干支「ねずみ」は、「大国様」と「大黒様」(同じヨミだが別々の神様)の使いとして知られています。

ところで、

お宅の大黒柱はどなた?

子育てをがんばるパパを応援する住まい 三井ホームのモデルハウス
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