1. ホーム
  2. パパに聞く
  3. 第1回 つるの剛士さん タレント・俳優
パパに聞く
第1回 つるの剛士さん タレント・俳優 マルチタレントとして活躍中のつるの剛士さん。現在はNHK教育テレビ「すくすく子育て」の司会を務めています。ご自身も1男1女の良きパパ。今月7月には3人目のお子さんも誕生予定とか。陽気で楽しいつるのさんの子育て論は、一貫してポジティブなのです。
撮影/酒井 信彦

いい子育ては、いい夫婦関係から。

子育て情報番組に出演しているので、多くのお母さんたちと会う機会があるんです。そこで感じるのは、みなさん情報というものに少し振り回されすぎかなと。「もっといい子育ての方法があるんじゃないか」って考えるのは、愛情の裏返しだとは思うんですけれど、その前に親としての自分に自信を持つべきなんじゃないかと思うんですよ。自分に自信がないと不安になるし、そういう不安は子どもに伝わってしまうんじゃないかって。

僕は自分が大好きなんです(笑)。そして奥さんを本当に愛しています。家庭の基本はまず何よりも夫婦関係だと思います。

子どもたちには早く独立してもらって、あとは夫婦だけの時間をゆっくりと過ごしたいと思っているくらいです。夫婦が互いに信頼関係を築いていないと、家庭が明るくならないし、子育てにもいろいろ悪い影響が出てくると思います。

子育てをする時間って、たぶんあっという間に終わってしまうんです。だからこそちゃんとしてやりたいとあれこれ考えるというよりも、大変な時期はすぐ終わるんだから、前向きに捉えて悩まないほうが、僕はいいと思います。

奥さんはいまもスタイリストの仕事をしていますが、家事の分担など特別にルールを決めるでもなく、日々のコミュニケーションのなかで、自然とやっています。僕は昔から子どもが大好きで、家事も保育園の送り迎えも普通にやれますから、コミュニケーションさえ取れていれば、何も問題はないです。

怒らなかった父親、夜通し語り合った思い出。

子どもに対しては、とにかく放任主義です。叱らずに褒める。人間としての基本的なルール以外は、好きにやらせようと思っています。それは、自分がそういうふうに育てられて良かったと実感しているからです。

僕は4人兄弟で、父親は銀行員だったんですが、クラシックギターをやっていたような人でもありましたから、母親も含めてとにかく明るくて楽しい家庭でした。父は本当に怒らない人で、褒めて自信を付けさせてくれるようなことしか言わない人でした。完全な「褒め育て」です。また、中学の頃になると、夜通し語り合ったり・・。いまでも実家に帰るとよく話しています。

僕はそんな親子関係のなかで育って本当に良かったと思うので、いまの自分の家庭もそうありたいし、子どもにも同じように接してやりたいと思っています。そうしてやればきっと大丈夫だという自信があるんです。

つるの剛士さん タレント・俳優

わが家は「おもちゃ箱」。家庭力の源です。

つるの家スナップより。左から詠斗クン(3歳)、パパ、うたちゃん(1歳)。愛猫のユメコちゃんと。

子どもとどう付き合うか、どう遊べばいいかなんて、僕は特別考えたことがありません。家にいても、外に出ても、まず僕が遊びたいほうですから(笑)。

昔から僕は音楽が大好きで、わが家には楽器がたくさん置いてありますし、おもちゃもたくさんあります。でも、そのほとんどは僕が欲しくて買ったものだったりして(笑)。子どもが喜んでくれるだろうじゃなくて、まず自分が楽しめるものであれば、自然と興味を持ってくれるんですよ。子どもと遊ぶよりも、まず自分が遊べ、ですね。

そういう意味では、自分が楽しめる趣味をたくさん持っておいたほうが、子どもとのコミュニケーションがよりスムースになるでしょうね。僕は長男と将棋がさせるようになる日を、いまから楽しみにしてるんです。

お母さんはどこの家庭でも大変だとは思います。それをフォローできるのはお父さんですから、お父さんの役割というのはやっぱり重要です。僕が父親として考えていることをあえて言えば、日々の生活に気持ちの余裕とユーモアを、ということです。

家族のみんながお互いにきちんとコミュニケーションをとれるか、家庭そのものの力をどう維持していくかが大切だと思うんです。僕は、その基本はやっぱり夫婦関係だと思うんです。子育てなんていう言い方はどこか一方的じゃないですか。子どもといっしょに親も成長するんですよ。

【インタビュー日:2007年3月8日】


プロフィール

つるの・たけし

1975年福岡県生まれ。幼少期は広島、大阪で過ごし、12歳の時東京に。97年「ウルトラマンダイナ」のアスカ隊員役に抜擢され、その後は司会者、ラジオDJ、ミュージシャンなどマルチに活躍している。05年には育児誌『Baby-mo』(主婦の友社)の別冊付録「ぴっぴっぴー」で絵本作家デビューも果たす。趣味は楽器演奏、将棋(二段)、イラスト描き、釣りなど。

戻る
このページのTopへ