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パパと遊ぶ
毎回1つのテーマにそって選りすぐりの児童書をご紹介 papa@図書コーナー 子どもといっしょに読んで、大人のためにもなる──。
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Vol.9 頭がよくなる本

──人が成長していく過程で身に付けたいことはいろいろあります。やさしさ、思いやり、想像力・・同じように、学ぶ力や考える力もそうです。勉強は教科書や図鑑だけでするものではありません。絵本の中には、素朴でやわらかい表現のなかで、とてもベーシックな「学び」をはぐくんでくれるような作品がたくさんあります。パパもいっしょに学んでみてください。

『シロナガスクジラより大きいものって いるの?』

絵本『シロナガスクジラより大きいものって いるの?』

作絵・ロバート・E・ウェルズ 訳・せな あいこ 評論社 1999

あらすじ

地球上でもっとも大きな生きもの、シロナガスクジラ。でも、もっとも高い山であるエベレストと比べるとどうなの?シロナガスクジラより大きいエベレストよりさらに大きい地球という星、その地球より大きい太陽、そして地球より大きい宇宙の大きさってどのくらいなの?

おすすめポイント

この作品で表現されているのは、ズバリ「大きさの概念」です。シロナガスクジラの話は、地球を超えて宇宙、銀河系の話にまで達します。シロナガスクジラが100匹入る大きなビン、エベレストを100個積み上げたら、地球全体から見てどんな感じ・・と、大きさの表現がとてもユーモラスで楽しい作品です。
パパもきっと覚えがあると思いますが、人は科学に目ざめはじめるころ、「宇宙の果ての先には何があるの?」という壮大な疑問を持つものです。考え詰めてしまうと頭が痛くなってしまうようなこんな疑問も、実は想像力や発想力が芽生えるきっかけだったりするのです。この作品をとおして、親子で疑問を共有してみてください。

『ふしぎな たね』

絵本『ふしぎな たね』

作絵・安野光雅 童話屋 1992

あらすじ

むかし、あるところに、なまけものの男が住んでいました。
そこに仙人がでてきて、「ふしぎなタネをあげよう。そのタネを1個やいてたべれば、1年間は何も食べなくてもおなかがすくことはない。またこのタネを1個、地面にうめておくと、来年の秋にはかならず実って2個になる」
といって、ふしぎなタネを2個くれました。
男はタネを1個食べて1個地面にうめました。2個実ったタネを1個食べて1個うめる・・毎年同じことの繰り返しに、男はふと「今年は何かほかのものを食べてすごして、タネを2個ともうめてみよう」と考えました。その年の冬、男は大事にとっておいた2個のタネをうめました。次の年の秋、4個のタネがとれました。男は1個のタネを食べて、残りの3個を地面にうめました。そして次の年・・。

おすすめポイント

安野光雅さんによる「美しい数学シリーズ」の中の一冊です。安野さんは数学や科学などをモチーフにした作品を多く発表されていますが、同シリーズ、とりわけこの作品はとてもシンプルで、誰にでも読みやすいと思います。
数学的なアプローチから食べ物の大切さ、自然の摂理といったテーマが描かれていますが、むしろ拡大再生産のシステム、あるいは投資とは何か、といった経済の基本的な仕組みについて、素朴な視点から学ぶことができると思います。「次の年はどうなるの?」というお子さんの問いに対して、さてパパはちゃんと答えてあげられるでしょうか?

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