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毎回1つのテーマにそって選りすぐりの児童書をご紹介 papa@図書コーナー 子どもといっしょに読んで、大人のためにもなる──。
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Vol.5 クリスマスをしみじみ味わう本

──すてきなクリスマスはもうすぐです。子どもはパパにどんなクリスマスを期待しているのでしょう。高価なプレゼント? いえ、子どもにとって何よりうれしいのはパパとのコミュニケーションの時間なんです。今回は親子で過ごすクリスマスに最適な2冊を紹介します。

『アンナの赤いオーバー』

絵本『アンナの赤いオーバー』

文・ハリエット・ジィーフェルト 絵・アニタ・ローベル 訳・松川真弓 評論社 1990

あらすじ

戦争が終わったら、アンナは新しいオーバーを買ってもらうことになっていました。戦争は終わりましたが、お店の中はからっぽ。オーバーも食べ物もお金もありません。お母さんは、アンナのオーバーを手に入れるために知恵を絞りました。そして1年後、アンナとお母さん、町の人々にとって、すてきなクリスマス・イブがやってきました。

おすすめポイント

第二次世界大戦後の実話をもとにしたお話です。もののない時代には、1枚のオーバーを手に入れることも大変だったのです。お母さんの知恵によって、長い時間をかけて手に入れたオーバーは、アンナにとってかけがえのない宝物になったことでしょう。
このお話からは暗い戦争の影が読み取れます。アンナのお父さんは出てきませんし、他の登場人物にも誰一人として家族が描かれていません。そんな背景を感じ取りながら、1年に1度、ぜひクリスマスに読んでほしい本です。

『ゆめのゆき』

絵本『ゆめのゆき』

作・エリック・カール 絵・あおき ひさこ 偕成社 2002

あらすじ

小さな農場におじいさんが住んでいました。おじいさんは片手で数えられるだけの動物を飼っていて、動物たちにイチ、ニィ、サン、シィ、ゴーという名前をつけ、毎日一生懸命世話をしました。
ある晩、おじいさんは椅子にすわったまま夢を見ます。夢の中で降ってきた雪は、おじいさんを白い毛布でやさしく覆いました。雪はイチ(うま)、ニィ(うし)、サン(ひつじ)、シィ(ぶた)、ゴー(にわとり)も白い毛布でやさしく覆ったのでした。
夢からさめたおじいさんが外を見ると、本物の雪が積もっていました。
「あっ、そうだ! もうすこしで わすれるところだった」
おじいさんは大急ぎで身じたくをして、外へ出ました。そしてキ(木)をきれいにかざり終わると、大きな声でみんなに言いました。「メリークリスマス!」

おすすめポイント

美しい切り絵のコラージュと楽しい仕掛けをほどこした絵本で世界的に有名な、エリック・カールの素敵な1冊です。透明のフィルムを使った仕掛けや、最後のページのボタンを押すと実際に(ベルの)音が流れるようになっていたりして、小さいお子さんも大喜びでしょう。かわいいお子さんにプレゼントしたら、パパの株が上がること請け合いです。

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